3月15日(金)~3月17日(日)。
前週の3月3日に作成した型紙を使って、レザークラフトでベルト付きの
二つ折り財布を制作しました。
今回、使用した革は、厚さ1ミリのヌメ革になります。
兎にも角にも、初心者が初めて作る財布なので、
すべて1ミリで制作してみようと思ったのが、今回の趣旨になります。
また初心者が制作するので、必ずしも正しい制作手順ではないとは思いま
すが、何かの参考になれば幸いだと思います。
尚、ホック金具部分や強度が必要な部分は、2ミリとゆう厚みにしています。
そして、接着剤は、今回からレザークラフト専用の、
サイビノール100を使用しています。
そして、こちらが今回制作した、ベルト付き二つ折り財布になります。
勿論、色々と部分的に試作品を作ってみて、
最終的な試作品を完成させてから制作しています。
試作品の中側は、至ってシンプルなカードが3枚入るカード入れと小銭入れです。
この試作品は、単に完成したデザインや使いやすさを確認するだけでなく、
より詳細な制作工程の順番も大事になってきます。
今回、使用したベルト付き二つ折り財布の型紙になります。
この二つ折り財布は、前回制作したBox型小銭入れよりも、
部品数が多くなり、型紙も3枚になりました。
こちらは、財布の外側とカード入れ部分になります。
こちらは、中にある間仕切りとベルト部分です。
この間仕切り部分にもカード入れが2つ付きます。
そして、こちらは、カード入れ側と小銭入れ側を付ける土台と、小銭入れ部分です。
これらのパーツをすべて、前日に、型紙を元に切りだし、必要な革だけの床面をトコノールで軽く磨き、半日ほど乾燥させています。
※この型紙は、改良が必要です。
※また、自己責任で使用してください!
今回、二つ折り財布を制作するにあたり、
特に必要だと思った道具を購入したので、紹介しておきます。
ヘリ落としは、クラフト社のNo.1(0.8ミリ)を使用しています。
説明するまでもなく、切り出した角「ヘリ」を落とすための道具です。
先端部分が細いので、縫っている最中に針が通り難い時などに使用しています。
また、ファスナーを縫いつける時にも穴を広げられるので、大変、重宝します。
こちらも同じく100均のダイソーで購入した、ガラス製のヤスリです。
裏表に粗目とふつう目があるので、レザークラフトでの仕上げ用にも使いやすいと思い、購入しました。
続いて、こちらも100均で購入したヤスリになりますが、
ガラス製のものよりも粗目のものになります。
粗目なので当然ですが、大雑把に削りたいときに使いやすいと思い購入しました。
因みに、裏側にはペーパーヤスリのようなモノが付いていますが、
スグに目が詰まるので、ステンレス部分だけを使用しようと思います。
先ず、カード入れ部分の制作です。
上段のカード入れから接着して、底部分だけ縫い付けます。
2段目のカード入れ部分も同じように接着して、底部分だけ縫い付けます。
次に、一番下側の部分を接着し、洗濯バサミで固定し、乾燥させておきます。
次に、小銭入れ部分を作ります。
小銭入れの袋になる部分にバネホック大の「凸」を付け、マチを接着して縫いつけます。
縫い付けた後は、ハンマーで叩き、糸を縫い目に馴染ませます。
このバネホック大の取り付けには、厚みが2ミリほど必要なので、
1ミリのヌメ革を丸く切って厚みを2ミリしてからバネホックを付けます。
ここで、小銭入れ部分などは、よく汚れるので、レザーコートマットを塗って乾かします。
このレザーコートマットは、ニスのように革をコーティングしてくれます。
因みに、小銭入れのフタ部分に使ったバネホックの頭は、
ハンシャではなく、普通の凹側を使用しています。
外側とベルト部分の革は、
厚みを2ミリにするため、それぞれの革同士を接着します。
ベルト部分を、100均のローラーを使って圧着します。
接着後、ベルト部分のコバは、
ヤスリ掛け→ヘリ落とし→コバ磨きをします。
尚、ベルト部分の先端は、菱目打ちではなく、たこ焼きピン(千枚通し)で穴をあけています。
こうする事で先端の角がキレイな縫い目になるからです。
そしてベルト部分はまだ縫わずに置いておいて、
小銭入れのホック部分を縫っていきます。
糸は、ビニモMBT5番を使用しています。
ここからは、小銭入れを土台に縫い付け完成させます。
まず、小銭入れの接着する部分をカッターナイフの先で荒らします。
先程菱目打ちしたマチから、土台に菱目打ちをして、
自作ネジ念で菱目打ち部分を強く押し付け凹ませます。
革の材質にもよりますが、凹ませる事で、ハンマーで馴染ませるよりも糸が食い込み、
縫い目がキレイに見えるからです。
ここからは、一枚目の間仕切りに、
カード入れ部分と小銭入れ部分を縫い付けていきます。
カード入れと小銭入れを接着したら、菱目打ちします。
但し、間仕切り部分は、目打ちで穴をあけます。
縫い終わりました。
もう1枚間仕切りを付けるので、縫うのはカーブ部分までになります。
※撮っている写真が、100枚以上あったので分割する事にしました。
残りの制作工程は、「ベルト付き二つ折り財布02(レザークラフト)」に持ち越しします。