こちらは、レザークラフト初心者が制作したベルト付き二つ折り財布の、後半の工程になります。
初めて来られた方、また前回の工程を忘れられた方は、
前半の工程「ベルト付き二つ折り財布01(レザークラフト)」を閲覧すると、
より一層、楽しめると思います。
今回、使用したベルト付き二つ折り財布の型紙になります。
この二つ折り財布は、以前に制作したBox型小銭入れよりも、
部品数が多くなりました。
こちらは、財布の外側とカード入れ部分になります。
こちらは、中にある間仕切りとベルト部分です。
この間仕切り部分にもカード入れが2つ付きます。
そして、こちらは、カード入れ側と小銭入れ側を付ける土台と、小銭入れ部分です。
これらのパーツをすべて、前日に、型紙を元に切りだし、必要な革だけの床面をトコノールで軽く磨き、半日ほど乾燥させてから制作しています。
※この型紙は、改良が必要です。
※また、自己責任で使用してください!
今回は、札入れ側の間仕切りを制作します。
この間仕切りにもカード入れが付くので、目打ちで印を付けます。
ココからは、前回作った「小銭入れとカード入れ」の菱目打ちした穴を使い、
札入れ側の間仕切りに菱目打ちします。
カード入れ側も同じように菱目打ちします。
この菱目打ち方法は非常に時間の掛かる方法ですが・・、
間仕切りに自作ネジ念で線を引き、
「小銭入れとカード入れ」を重ね、開いている穴から菱目打ちで軽く押し当て印を
付けてから、菱目打ちをしています。
この時、付けた印は、線からズレているので、線を引いた上になるよう修正してから、
菱目打ちをします。
この菱目打ちも、先ほどと同じように、開いている穴から印を付け、修正して菱目打ちしていきます。
自作ネジ念で、線を引き、
この時のカーブ付近は、菱目打ちの向きに注意しながら菱目打ちします。
残りの反対側も、同じように注意しながら等間隔になるよう、菱目打ちします。
これで、外側の菱目打ちが終わりました。
この外側は、等間隔になっていないとキレイに見えないので、一番、神経を使います。
ジャンパーホックとベルトの位置を決めます。
次に、ベルトの先端にある穴を利用して、目打ちで穴を開けます。
試作品のように、ジャンパーホックを取り付けるために、ポンチ穴を開けます。
このポンチで穴を開けていきます。
このポンチ工具は、ホームセンターで入手しました。
ジャンパーホック大の下穴サイズは、オス・メス共に「3.0mm」です。
ですが、緩いと遊びが出来てしまうので、少しキツイ「2.5mm」にします。
続いてベルト部分ですが、本来はジャンパーホック(メス)を付けるのですが、
ここでは変更して、お洒落なコンチョを付けます。
先程、下穴サイズはオス・メス共に3.0ミリと言いましたが、
コンチョを付ける場合は、コンチョに合わせて下穴を開けます。
私が持っているポンチサイズが4ミリなので、4ミリの穴を開け、
目打ちで穴を適度に広げておきます。
先程のベルト位置を決めてから、前後してますが、
ココからは、ベルトの菱目打ちをするために両面テープを貼ります。
次に、右側の小銭入れを、ボンドで接着します。
ボンドがくっついたら、左側を接着します。
千円札を入れてみました。
勿論、1万円札も十分入る幅に作っています。
Box型小銭入れを制作してから、いきなり二つ折り財布を制作したのですが、
色々、パーツを付けると部品数が多くなり、かなり敷居が高いと感じました。
また実際に使ってみて、色々、改良しなければならない点が、幾つも出てきました。
試作品では、どうでも無かったのですが、
厚さ1ミリの革でも重なるととんでもなく分厚い財布に仕上がりました。
また、厚みがあるためか、二つ折りがしにくい財布になりました。
この辺は、もう少し寸法を改良する余地があるようです。
次回、財布を作るときは、この辺に気を付けて制作したいと思います。。