◎L字ファスナー財布(レザークラフト)

2019.10.15




4月14日(日)。

親に作ってあげたベルト付き財布(このようなベルト付き財布)が不評だったので、
自由に収納できる「L字ファスナー財布」を作りました。


今回は、はがきサイズの革で作る、シンプルな財布にります。
用意するパーツも少ないので、型紙なしで制作します。
L字ファスナー財布

尚、L字になるコーナー部分(大きい角丸)は、
綿棒のケースを使って切り出しました。
L字になるコーナー部分(大きい角丸)に使う、綿棒ケース

本体(L字ファスナー財布)

冒頭でも言いましたが、はがきサイズ(15cm×10cm)の革3枚で作ります。

革の厚みは1.6mmで販売されていましたが、実寸の厚みは約1.8mmでした。
なので、ほぼ2mmなります。
はがきサイズの革3枚で作ります(革の厚みは1.6mmで販売されていましたが、実寸の厚みは約1.8mm)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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先ず、本体部分の寸法は、平均的な「12cm×10cm」にしました。

ですが定規で計ってみると、少しだけ歪みがあったので「12cm×9.5cm」になりました。
※床面は、はがきサイズの時に、トコフィニッシュで仕上げています。
本体のコーナー部分を、角丸にカットします。
この角丸は、綿棒ケースやコインなどを使ってカットしています。
カット後は、ヘリ落とし工具でへりを落としました。
L字ファスナー財布


次に、本体の片側(1枚)だけを菱目打ちします。



残りの片側は、両面テープで軽く貼りつけてから、
菱目打ちをします。

L字ファスナー財布
こうすることで、厚みのある革でも、比較的、真っ直ぐに菱目打ちが出来るようになります。
軽く貼りつけた革がズレないよう気を付けて、菱目打ちしましょう。
L字ファスナー財布

ハトメリングを付ける(L字ファスナー財布)

一応、ウォレットチェーンを付けれるよう、ハトメリングを付ける穴をあけます。
今回使用したハトメリングのサイズは#300を使用します。

本来、推奨されている下穴サイズは4.5mmですが、
持っているポンチが最大で4mmのしかないので、「4mm」であけました。
※革は伸びる性質があるので、私の場合、下穴サイズは少し小さめにしています。
ウォレットチェーン用のハトメリングを付ける穴
L字ファスナー財布

ハトメリング打ち#300で、ハトメリングを打ちます。
※ハトメリングが通らない場合は、目打ちを使って、穴を少し広げてあげると通ります。
ハトメリング打ちでハトメリングを打つ(※ハトメリングが通らない場合、目打ちを使って、穴を少し広げてあげると通ります。)




小銭入れ(L字ファスナー財布)

説明の都合上、画像の順番が変わりますが・・、
残りの1枚を使って、小銭入れ部分を作ります。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る

15cmから半分の7.5cmcmに切り、7.5cm×10cmを1枚作り、
もう1枚は、7.5cm×9cmを作りました。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る(7.5cm×10cmが1枚、7.5cm×9cmが1枚。)

ボンド(サイビノール100)で張り合わせ、
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る(ボンドで貼り合わせる)



段差をヤスリで削って整え、
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る(段差をヤスリで削って整える)
ヘリ落としをして、
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る(ヘリ落としでへりを落とす)
今回は、端切れを使ってトコフィニッシュで磨きます。


残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()

自作ネジ念で、線を罫書いて、
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()
菱目打ちで穴あけをします。

こちらは見えない内側部分になるので、真っ直ぐ菱目打ちをする練習も兼ね、
2枚重ねて菱目打ちをしました。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()

ビニモMBT5番で縫って、小銭入れ部分の完成です。
こちらは、糸の始末をした裏側です。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()



こちらは、菱目打ちした表側です。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()

ファスナー(L字ファスナー財布)

ファスナーの長さは、実測から18cm(ファスナーテープの長さは20cm)で作りました。
※今回、使用したのは、3号の金属ファスナーです。





残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()

ファスナーの両端を折り曲げて、手芸ボンドで接着します。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()

5mm巾の両面テープを、本体の直線部分(角丸以外の部分)に貼り、
樽まないようにファスナー取り付けます。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()

両面テープで貼っているだけなので、ファスナーの遊びを調整します。
ファスナーの遊びは、ムシの根元が飛び出る程度に調整しました。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()

調整が終わったら、ファスナーだけを縫い付けていきます。
当然ですが、ファスナーに穴をあけていないので、目打ちを使いながら縫っていきます。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()
ファスナーの縫い付けが終わりました。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()

本体を縫う(L字ファスナー財布)

いよいよ本体を縫うのですが、
こちらでも5mm巾の両面テープを使って、小銭入れ部分を貼りつけてから縫います。
※はみ出ている部分は、縫い付け後にカッターナイフで切り落とします。
小銭入れ部分を、両面テープで本体に張り付けてから縫います。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()

当然ですが、小銭入れ部分も穴をあけていないので、
目打ちを使って穴をあけ、
当然ですが、穴をあけて、
ビニモMBT5番で縫っていきます。
ビニモMBT5番で縫っていきます。

L字ファスナー財布の完成

縫い終えたので、はみ出ている部分をカッターナイフで切り落とします。
縫い終えたので、はみ出ている部分を、カッターナイフで切り落とす。

ヤスリで削ってキレイにして、
ヤスリで削ってキレイにして、
床革の端切れを使ってトコフィニッシュで磨きます。
トコフィニッシュで磨きます。

他の部分もトコフィニッシュで磨きます。
他の部分もトコフィニッシュで磨きます。

これで、L字ファスナー財布の完成です。
これで、L字ファスナー財布の完成です。
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()
残りの革1枚で小銭入れ部分を作る()

巻末のひとこと

これでL字ファスナー財布は完成したのですが、
最後にレザーワックスを塗布して、本当の完成になります。
これでL字ファスナー財布は完成したのですが、最後にレザーワックスを塗布して、本当の完成になります。
私が使用しているレザーワックス、「革の達人(極)」を塗布して仕上げています。
私が使用しているレザーワックス、「革の達人(極)」を塗布して仕上げています。



それと今回は、床面やコバ磨きにトコフィニッシュを使用しましたが、
個人的にはトコノール(無色)の方が、コーティングの持続力があるように感じました。

なので、
これからレザークラフトを始める方には、トコノールをおススメめします。。
私がおススメのSEIWAトコノール(無色)




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