◎悩まされ続けた2重音声動画を変換できるソフト

2023.2.5




1月26日(木)の朝。

年末年始にTV放送されていた主音声と副音声で放送される、
いわゆる「2重音声」の番組をMP4変換できず、仕方なく録り溜めていると、とうとうエクスプローラーで赤色表示になってしまいました…


皆さんも番組の録り溜めによりハードディスクが圧迫され、残しておきたい動画を仕方なく削除した経験とかあるのではないのでしょうか?

かく言う私も、幾度となく削除し続けてきたうちの一人です・・。

でも、こういう時の解決策ってネットで検索しても、結構みつからない事が多いですよね。。

で、ようやく主音声のまま変換可能なソフトを見付けたので、今回ブログにする事にしました。

主音声でMP4変換できない問題の動画

で2重音声に悩まされて、主音声にできない問題の動画は、
先日にTV放送された映画トップガンで、「Dual Stereo」と表示されています。

また他にも、年末年始に放送された映画ジョンウィックなどもMP4変換できずにいます。
2重音声で悩まされている問題の動画は「映画トップガン」です。他にも映画ジョンウィックなどもあります。

解決策はフリーソフトのHandBrake

この2重音声問題を解決できたのは、このフリーソフトのHandBrakeです。
尚、ソフトのバージョンは「1.3.3.0」です。

但し、以下のリンクはうろ覚えなのですが…、
私がネット検索したときにヒットした情報は、以下のものだったと思います。
この辺りの情報を元に、「Handbrake1.3.3.0」を探してインストールしてみて下さい。

あと、ソフトの使い方については、「K本的に無料ソフト(フリーソフト)」などを参考にしてみてください。
Easy Innovation Zone、HandBrake v1.3.3 のインストールと使い方
K本的に無料ソフト(フリーソフト)、Handbrakeの使い方

2重音声問題を解決するために今回、使用するのは「Handbrake1.3.3.0」というフリーソフトです。

HandBrakeを使う

この動画変換って、画質のクオリティーを求めれば求めるほどキリが無いので、
ここでの使い方は、必要最小限の項目だけに絞って、MP4動画に変換したいと思います。

先ず、ソフトを起動したら、ドラッグ&ドロップでts動画を読み込ませます。
ソフトを起動したら、ドラッグ&ドロップでts動画を読み込ませます。

映画なので読み込みに少し時間が掛かりますが、読み込みが終わるまでジッと待ちましょう。
映画などの長編は時間が長いので、読み込みが終わるまでジッと待ちましょう。

読み込みが終わると、動画が表示された状態になります。
読み込みが終わると、動画が表示された状態になっています。

HandBrakeの必要最小限の設定と確認

先程の、動画が表示された状態の画面で、①~④の設定を確認します。


「①」は、プリセットが「Fast 1080p30」になっているかを確認。
「②」は、フォーマットで「MP4」になっているかを確認。
「③」は、私が読み込ませた動画のサイズは、「1440×1080ストレージ」になります。

そして「④」は、保存先の指定なので、特に変更がなければそのままでOKです。
Handbrakeで動画が読み込まれたあと、①~④の設定を確認します。(①はプリセットの確認。②はMP4形式かを確認。③では、元々の動画サイズを確認。④は保存先の指定。)

今回、久しぶりにHandbrakeを使ってみてビックリしたのはMP4保存するときの拡張子です。
大半は「.mp4」が一般的なのですが、Handbrakeは「.m4v」になっていました。
久しぶりにHandbrakeを使ってみてビックリしたのは、MP4動画の拡張子が「.m4v」になっていたこと。

次のタブ項目では、動画の仕上がる寸法で、要するに動画の仕上がるサイズを入力します。

寸法タブ内に表示されている元々の動画サイズ「ソース:1440×1080」と同サイズの「幅・高さ」を指定します。

※基本的にソースと同サイズになっているはずなので、確認だけします。
寸法タブ項目の設定(元の動画サイズと同じサイズ指定になっているかを確認する。)

その次のタブ項目は、動画です。
ここでは、動画のクオリティーを指定するので、スライダーで「20」へ変更します。

※クオリティーは、上げれば上げるほど動画の変換時間が長くなりますが、経験上、以前の古いバージョンでは上げ過ぎると返ってノイズが増える傾向にあったので、「20」前後が妥当だと考えています。
動画のタブ項目の設定(クオリティーを上げれば、それに比例して変換時間が長くなりクオリティーも上がりますが、私の経験上、古いバージョンでは上げ過ぎると返ってノイズが増える傾向にあったので「20」前後が妥当だと考えています。)

そして次のタブ項目は、オーディオです。

ここでは、「オーディオのトラック」に表示されている設定を変更して、主音声・副音声の指定と、音声ビットレートの指定を設定します。
オーディオのタブ項目の設定(ここでは、「オーディオのトラック」に表示されている設定を変更して、主音声・副音声の指定と、音声ビットレートの指定を設定します。)。

尚、ts動画を読み込みこんだときの音声トラックには「1Unknown…」と表示されいるのですが、それが主音声になります。

※試しに「2Unknown…」に指定して実際にMP4変換したところ、英語になりました。
ts動画を読み込みが終わると音声は「1Unknown…」と表示されますが、それが主音声です。

以上が、必要最小限の設定になります。

MP4動画の変換を開始する

先程の設定などを一通り確認して問題なければ「変換開始」をクリックします。
設定を一通り確認して問題なければ「変換開始」をクリックします。

こちらは、エンコード中の画面です。

※恐らくですが、CMカット機能が無と思うのでそのままエンコードしています。
Handbrakeでエンコード中の画面。

経過時間は「1:50:33」で、残り時間は「00:05:27」と表示されています。
動画再生時間数は「01:29:58」と表示。私のPCの処理能力(Ryzen5 2400G、4コア8スレッド)での経過時間は「1:50:33」で、残り時間はあと「00:05:27」です。

これでMP4形式への動画変換が終了しました。
Handbrakeで、MP4動画へのエンコードが終了したところ。

尚、冒頭でも言いましたが、HandbrakeでのMP4動画の拡張子は「.M4V」です。
そして出来上がったファイルサイズは「7.70GB」になりました。
MP4に動画変換したファイル形式は「.m4v」で、出来上がったファイルのサイズは「7.70GB」です。

拡張子を「.M4V」から「.MP4」へ変更する

後は、このM4V動画の拡張子を「.MP4」にするだけです。

とはいっても、そのまま「ファイル名」をダブルクリックして拡張子を「.mp4」に変更するだけです。

これで、MP4動画が完成しました。
動画変換し終わったファイル拡張子を「.m4v」から「.mp4」へ変更したところ。

CMカットして再エンコードする

先程、完成したMP4動画はCMカットが済んでいないので、別のソフトでCMカットして再エンコードします。

私の場合、Aviutlというフリーソフトを使用しています。
圧縮率もそこそこ高く、また画質も比較的キレイに仕上がるからです。


尚、本来なら動画サイズはそのままの「1440x1080px」でも構わないのですが、
私は、エンコード時間やハードディスク容量の兼ね合いにより、妥協して「1270x720px」で保存しています。

※ファイル名が分かりやすいよう「(AviUtl 1280x720px-128)」を付け加えました。
Aviutlでのファイルが分かりやすいよう、「(AviUtl 1280x720px-128)」を付け加えました。

こちらはエンコード中の画面です。
TVで録った映画トップガンをエンコードしているときの画像

エラーも無く終了したので、早速プレイヤーで再生してみました。

主音声の日本語で再生できているので、これで作業は終了です。


尚、ファイルサイズについてですが、少し動画サイズを落としたため、一概には言えませんが、それでも7.70GBから→「2.23GB」にまで圧縮することができました。
Aviutlのエンコードで、更にファイルサイズが圧縮された(7.70GBから→「2.23GB」にまで圧縮できた)

巻末の一言

この調子で年末年始に録り溜めてあった、映画ジョンウィックもエンコードしました。
年末年始に録り溜めた、映画ジョンウィックをエンコードしているときの画像

あと、どうしても副音声になってしまう動画もMP4に変換しましたが、特に問題なく主音声で再生できました。
MP4変換した健康カプセル、ゲンキの時間を再生しているときの画像

まだすべての動画に対し、主音声で変換出来るとはっきり申し上げられないのですが、、
ひょっとしたら「主音声+副音声」の2重音声に対し、主音声で変換できる救世主になるのかもしれませんね・・。

もし2重音声で諦めていた動画があれば、ぜひ削除する前に試されてみては如何でしょうか。。



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