◎Windowsが起動しなくなったブートの修復

2022.2.1




1月5日(水)。

正月早々に、昨年末に購入したHDDでWindowsOSをクローンして起動しようとしたら起動しなくなりました。
 

ブート順が悪いのかと思いBIOSを見てみると、ブートオプションから「Windows boot manager」が表示されなくなっていることに気付きました。
 

これで考えられる物理的な原因として、先ず、SATAケーブルを交換しても治らず…
SATAケーブルの交換をしたところ
次にBIOSのCR2032電池を…
BIOS電池の交換(CR2032電池を、自作で半田付けした電池ボックス入れたところ)
自作で半田付けした、コイン電池ボックスにセットして…

※画像では、約3センチの収縮チューブをかぶせています。
BIOS電池の交換(約3センチ巾の収縮チューブをかぶせたところ)
交換してみるも起動せず…。。
BIOS電池の交換(マザーボードに差し込んだところ)

 
でネット検索してみると、、
UEFIではブートマネージャーがよく壊れることがあるらしい・・。
 

それから、すぐ「ブートマネージャー修復」を行ってみましたが、
10日後に再び同様の症状で起動しなくなりました。。
 
 

最初に行った、Windows boot managerの修復

これは最初の時の修復方法になりますが、、
私の環境では、画像のように「bootmgr」の位置が可笑しかったので、
Windowsブートマネージャー(「bootmgr」の位置が可笑しい画像)

以下、画像のように、
正しい位置である「displayorder」の先頭に変更。
Windowsブートマネージャー(「bootmgr」をdisplayorderの先頭に追加した画像)
そして後日、「Windows boot manager」が再び表示されなくなったのです・・。
 

これはこれでブログ作成もできず困りましたので、早速、ブート修復する「HDD(Cドライブ)」のみにします。
PCケース内は、なんとも言えない剥き出し姿になりました・・。
 
再びブート修復のためPCケースがむき出しになった画像(ブート修復するのにHDDドライブのみにしている。)
※尚、今回は、PCパーツは故障していないので「保存データ」が消えないよう、
「Windows OS」の入っている「HDD」単体にします。

 


皆さんは年があけて、明けましておめでとうさん!なのに、、
私はPCケースのフタを開けて…

開けましておめでとうございます!でしょうか・・?

今回参考にしたサイトなど

それと今回参考にしたサイトは、主に以下リンクになります。。
 

今回参考にしたサイト

では早速、後日に行ったブートの修復方法に入りたいと思います。
 

後日の修復作業01(ブートマネージャーの修復)

後日、作成したUSBブートメディアからコマンドを起動してみる。
セットアップ画面から「次へ」進み、「トラブルシューティング」に進みコマンドを起動する。

※以下の画像は、トラブルシューティングの選択画面です。
トラブルシューティングの選択画面(USBブートメディアからコマンドを起動させるところ)

 

1.ブートマネージャーの確認。

コマンドで「bcdedit」を入力して、「Windowsブートマネージャー」と「Windowsブートローダー」を確認後、
「bcdedit /enum firmware」でブートマネージャー内にある「bootmgr」が再びズレていることを確認。
「bcdedit」でブートマネージャーとブートローダーを確認後、「bcdedit /enum firmware」で(「bootmgr」がズレている画像)
 

2.「bootmgr」の削除。

コマンドで「bcdedit /set {fwbootmgr} displayorder {bootmgr} /remove」を入力。
念のため削除されたかどうかをコマンドで「bcdedit /enum firmware」で確認する。
「bcdedit /set {fwbootmgr} displayorder {bootmgr} /remove」で「bootmgr」を削除後「bcdedit /enum firmware」で確認
 

3.「bootmgr」を、正しい位置に追加する。

コマンドで「bcdedit /set {fwbootmgr} displayorder {bootmgr} /addfirst」を入力後、
「bcdedit /enum firmware」と入力して、「bootmgr」が先頭に追加されたか確認する。
「bcdedit /set {fwbootmgr} displayorder {bootmgr} /addfirst」で「bootmgr」を先頭に追加後、「bcdedit /enum firmware」で確認
 

4.終了する場合は「exit」

正しい位置に追加されていればOkです。
ここで「exit」を入力して終了し、再びコマンドを起動して「EFIシステムの修復」へと続きます。
正しい位置に追加を確認して「exit」で一旦コマンドを終了
 

後日の修復作業02(BCDの修復)

先程は、ブートマネージャーの修復を終えたので、
ここでは、引き続きコマンドを起動して「BCDファイル」を修復していきます。
 

1.システム領域にドライブ文字「B」を付ける

コマンドで「diskpart」を入力後、ボリュームを表示させるために
「list volume」と入力し、FAT32形式の「システム領域」を探します。
 

私の環境では「ボリューム2」なので「select volume 2」で選択後、
「assign letter=b」でドライブ文字「B」を付ける。
 

「list volume」でボリューム2に「B」が割り当てられていたら、
「exit」でdiskpartで終了する。
BCDファイルを修復(「diskpart」を起動し、FAT32形式のシステム領域を探しだし、ドライブ文字「B」を付ける
 

2.コマンドでBCDを修復する

「cd /d b:\efi\microsoft\boot」と入力後、「ren BCD BCD.bak」と入力。
「bot rec /rebuildbcd」と入力後、インストールスキャン終了を待って、「1」と認識されていればOKです。
 

※私の環境では、何故か「[1] D:\Windows」と表示されていましたが、
   認識しているようなのでこのまま作業を続行します。

BCDの修復(インストールスキャン終了後に「1」と認識されていればOKです。)
 

3.BCDをブート一覧に追加する

インストールしたBCDをブート覧に追加するために、→「y」と入力。

暫く待って、正常に終了していれば、ブート覧に追加する作業の完了。
BCDの修復(ブート一覧に追加で作業が完了)
 

一旦、「PCの電源を切る」で電源を落として、USBブートメディアを引き抜きます。
※以下の画像は、PCの電源を切るときの選択画面です。
「PCの電源を切る」を選択しているときの画面

 

Windowsの起動を確認する

BIOSからブートオプションで「Windows boot manager」が表示されるようになったので、Windows OSを選択して起動できれば、一連のブート修復作業は終了です。
BIOSのブートオプション内に「Windows boot manager」が表示されているので、選択してWindows OSを起動させる。
 

念のため、OS側のWindowsから確認する

一応成功はしているのですが、
よく見ると、私の環境では何故か「[1] D:\Windows」と表示されていたので、
念のため起動しているWindows内から確認します。
 

「ディスクの管理」を開いて、ディスク1の中に「EFIシステム」を確認してみます。
無事、ディスク1に入っているので、これで確認も終了です。
私の環境では[1] D:\Windowsと表示されたので、ディスクの管理で「EFIシステム」を確認しているところ。
 

巻末の一言

この上記にある、一連の作業を終え、ここ数十日は様子をみていましたが、
今のところ特に起動する時に見失う事もなく、スムーズに起動しています。
 

私はコマンドライン初心者中なのですが、、
ひょっとしたら2つ目の作業だけでブート修復が完了するのかもしれません・・。

でも、もし私と同様に「Windows boot manager」がよく表示されなくなった場合には、
この2つの修復試みては如何でしょうか・・?
 

但し、自己責任でですよ、自己責任です・・!
 
 

もうフタを開けて、開けまして!はもう結構ですっ!
皆さん、ぜひ本年も当ブログを宜しくお願い致しますm(__)m



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