9月19日(土)。
コロナ禍で、私的な事が色々ありましたが、今回はキーケースを作りました。
と、言っても、既に試作品を実際に使用してたので、事実上は2回目になります。
開くと、すぐ鍵(※写真ではお守りです)が出てきます。
裏表のとちらにも、鍵が付けれるようになっていています。
今回は、パーツも少なく簡単に作れるので、作り方は割愛しています。
型紙に合わせて切り取った革です。
床面は、既にトコノールとレザーコートマットを使用して処理したので、ジャンパーホック小を取付ています。
また、湾曲になったポケットのコバ部分は、エッジペイントで塗って処理しています。
(※写真が無かったので、完成した写真を掲載しています。)
接着します。
尚、今回は開閉部分の補強として、厚み1ミリのヌメ革を張り合わせています。
そして、このヌメ革には、柿渋染め液を塗布しました。
菱目打ちで穴をあけ縫って、開閉部分にジャンパーホック小と、ハトメリングを付け、
残りの、コバ部分にエッジペイントを塗って完成です。
最初に作った試作品との比較です。
革自体に厚みがあったので、少し幅を広くしました。
今回使用したクロム革は、大樹皮革のラメールとゆう革を使用。
革の厚みは約1.8ミリ(概ね約2ミリ)です。
立てて、高さを比較。
こちらは、寸法を変更していないので、同サイズになります。
基本的な、ボンドやカッターナイフ、その他工具などは割愛します。
床面の処理に使用したのはトコノールとレザーコートマット。
基本的には、トコノール処理が乾いてからレザーコートマットを塗るのですが、
素早く塗らないと、水性のトコノールが段々溶けてきます。
特にポイントとゆう程では無いのですが…、
私的には、トコノールとレザーコートマットとが化学反応でキレイになっているように感じました。
それと、今回、ヌメ革を染めるのに、使用した柿渋染め液。
原液では濃過ぎるので、2倍~3倍に希釈して、数回に分け、重ね塗りをしていきます。
(※今回は、2~3倍ほど希釈後、ある程度時間をあけながら4回ほど塗り重ねました。)
今回使用した革はクロム革なので、コバ処理はエッジペイントでしました。
このエッジペイント、水性ですが塗るのが中々難しいので、現在、勉強中です。
今回はエッジペイントを使用しまたが、基本的にコバ仕上げ剤であれば、どのメーカーでも問題ないと思います。
こちらは、キーケースの側面です。
試作品を単品だけで見た場合、エッジペイントは少し赤身のあるブラウンに見えるのですが、
以下の写真のように、こうやって両方比較すると同じブラウン色なのが分かります。
(※キーケースのコバ面を比較。上側が今回作ったキーケース。下側は試作品。)
私的にですが、今回はオリジナルなので、中々満足のいくキーケースができました。
みなさんも、是非、レザークラフトにチャレンジしてみてください!