レザークラフト オリジナルキーケース

2020.12.3




9月19日(土)。

コロナ禍で、私的な事が色々ありましたが、今回はキーケースを作りました。
と、言っても、既に試作品を実際に使用してたので、事実上は2回目になります。

先ずこちらが、試作品です。
試作品のキーケース01

開くと、すぐ鍵(※写真ではお守りです)が出てきます。
裏表のとちらにも、鍵が付けれるようになっていています。
試作品のキーケース(開いたところ))

キーケースの型紙

こちらが、型紙になります。
どくだみ石鹸のサイズ(縦は約8.2センチ、厚みは約3.2センチ)

キーケースを作る

今回は、パーツも少なく簡単に作れるので、作り方は割愛しています。


型紙に合わせて切り取った革です。
床面は、既にトコノールとレザーコートマットを使用して処理したので、ジャンパーホック小を取付ています。
キーケースを作る01

また、湾曲になったポケットのコバ部分は、エッジペイントで塗って処理しています。
(※写真が無かったので、完成した写真を掲載しています。)
キーケースを作る02

接着します。
尚、今回は開閉部分の補強として、厚み1ミリのヌメ革を張り合わせています。
そして、このヌメ革には、柿渋染め液を塗布しました。
キーケースを作る03

菱目打ちで穴をあけ縫って、開閉部分にジャンパーホック小と、ハトメリングを付け、
キーケースを作る04
残りの、コバ部分にエッジペイントを塗って完成です。
キーケースを作る05


キーケースを作る06

床面も艶が出ているのでキレイに見えます。
キーケースを作る07

ホックを閉じたところ。
キーケースを作る08

試作品との比較

最初に作った試作品との比較です。

革自体に厚みがあったので、少し幅を広くしました。
今回使用したクロム革は、大樹皮革のラメールとゆう革を使用。
革の厚みは約1.8ミリ(概ね約2ミリ)です。
キーケース(試作品との比較01)

立てて、高さを比較。
こちらは、寸法を変更していないので、同サイズになります。
キーケース(試作品との比較02)

今回、使用したもの・ポイント

基本的な、ボンドやカッターナイフ、その他工具などは割愛します。




床面の処理に使用したのはトコノールとレザーコートマット。

基本的には、トコノール処理が乾いてからレザーコートマットを塗るのですが、
素早く塗らないと、水性のトコノールが段々溶けてきます。


特にポイントとゆう程では無いのですが…、
私的には、トコノールとレザーコートマットとが化学反応でキレイになっているように感じました。
今回使用したもの(トコノール、レザーコートマット)


それと、今回、ヌメ革を染めるのに、使用した柿渋染め液。

原液では濃過ぎるので、2倍~3倍に希釈して、数回に分け、重ね塗りをしていきます。
(※今回は、2~3倍ほど希釈後、ある程度時間をあけながら4回ほど塗り重ねました。)


こちらも、私的なポイントですが、
柿渋は、重ね塗りしていくと、革の表面に段々艶が出てきます。
今回使用したもの(柿渋染め液)


今回使用した革はクロム革なので、コバ処理はエッジペイントでしました。

このエッジペイント、水性ですが塗るのが中々難しいので、現在、勉強中です。
今回はエッジペイントを使用しまたが、基本的にコバ仕上げ剤であれば、どのメーカーでも問題ないと思います。
今回使用したもの(エッジペイント)

こちらは、キーケースの側面です。
試作品を単品だけで見た場合、エッジペイントは少し赤身のあるブラウンに見えるのですが、
以下の写真のように、こうやって両方比較すると同じブラウン色なのが分かります。


キーケースのコバ面を比較(上側が今回作ったキーケース。下側は試作品。)

(※キーケースのコバ面を比較。上側が今回作ったキーケース。下側は試作品。)

巻末のひとこと

私的にですが、今回はオリジナルなので、中々満足のいくキーケースができました。

みなさんも、是非、レザークラフトにチャレンジしてみてください!

キーケース(試作品との比較02)



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