◎今までのマグライトLED化をまとめてみる

2013.2.13




さて、ココからが推測をしたまとめになります。

電子工作をされる方なら、既に気付いたと思いますが・・
今回は、100円ショップのUSB充電器の回路をヒントにしました。
(もちろん、基盤パーターンはオリジナルなので一番悩みましたが・・)

このUSB充電器のコンデンサーは、何故1つだけなのか?

低コストで作るために、省略できる出来る部品は省くと推測します。。

こうする事により、代わりに出力側でのコンデンサー容量を大きくして安定させているものと断定出来ます。

それともう一つ。
今更ながらかもしれないが、100円ショップで売られているUSB充電器の回路を見て気付いた事があります。。

100円ショップのUSB充電器の回路

それは、写真で見ても分かるように抵抗が入っている事です。

この抵抗の役目は、5vDCDCコンバーターでは、5v以上出力出来ないので、
4つの抵抗で5v以上を出力させるために、使われているもののようです。

何故?抵抗を使うのか?

USB充電器の供給量として定格である5v以上で出力させるための策だと考えられます。

この抵抗の使い方からして、おそらくHT7750と同じように動作するICで、自らが電圧コントロールしているからでしょう。

この考え方はネットで、「HT7750を5v以上で動作させる」と検索すると、沢山ヒットすると思います。

またUSB充電器とゆう商品として売るからには、それ相応の研究や計算がされているものと思われます。

☆使用されている4つの抵抗値について☆

  ・抵抗「5102」→ 510×10の2乗=51KΩ
  ・抵抗「4302」→ 430×10の2乗=43KΩ
  ・抵抗「753」→ 75×10の3乗=75KΩ

☆抵抗2個直列での合成計算☆

  合成抵抗値=R1×R2/(R1+R2)

  R1は、43KΩ+51KΩ=94KΩ
  R2は、75KΩ+51KΩ=118KΩ


   94×118÷(94+118)=52.3KΩ となります。


これは、素人考えであるが、、抵抗の負担が大きいと発熱の恐れがあるため、
4つの抵抗を使い、並列に入れる事で抵抗の負担を軽減し、発熱を抑えているものと見受けられます。

DCDCコンバータ―に使うダイオードについてですが、、
こちらのHT77xxシリーズの基本は、スイッチングによるもので昇圧します。

従って、スイッチング用のダイオードでも動作する訳であります。

何故ショットキーバリアダイオードが良いのか?

それは、製造メーカーがテスト回路で使用しているのがショットキーバリアダイオードからであると思います。

また、性能が良いとされているので、恐らく短時間での復帰性能が良すぎるのでは?と、思います。。

もし、性能が良すぎると、電圧コントロールへの信号も早くなり、
返って電圧があまり上がらないのでは?と思い、今回のダイオード変更に至った経緯であります。。

なお、マイクロインダクタについて

何故、22μHなのか?

それは、インダクタに流せる電流量に余裕があるからです。

マイクロインダクタは、文字通り小型なので「マイクロ」と付いていると思います。

このマイクロインダクタの大きさを変えないで容量を増やすには、
使用するコイルの太さを細くするしかありません・・。

また、コイルが細くなるほど、流せる電流量に制限がでます。

このマイクロインダクタが不向きなのは、こうゆう理由からだと思われます。。


今回の回路に電流制限を使用しなかった理由について

今回、電流制限をするための抵抗付き回路を1度だけ自作しましたが、
その後の自作では敢えて省きました。

なお、省く理由については、以下の2つがあります。


◇抵抗付き回路のパターンを自作するには、難易度があるため

ケガきによるパターンのため、難易度が高く感じました。。


◇使用する砲弾型LEDの電流量に合わせ動作させたいため

ここ最近の砲弾型LEDの中には、50mAや70mAなどの大きい電流が流せるものが販売されています。

従って、比較的幅広い電流量(幅広いLED)に対応させたいと思ったのであります。

また、この電流量から考えると、
インダクタなどの使用する電子部品の流せられる電流量が、重要なポイントになってきます。


今回、自作したDCDCコンバーターの明るさについて

明るさは、使用する電池の本数の違いそのものが、流れる電流量に比例して現れました。

これは、最初に自作したソリテールDCDCコンバータ―と、 ミニマグDCDCコンバーターで
の明るさの比較での結果そのものだとゆう事になります。

(率直に言うと、LEDに流れる電流量が、明るさそのものに左右されているとゆう事です。)

明るさに対しての結論は、電圧を調整するよりも、
電流を調整する電子部品を使用する方が、より確実な方法だと思われます。

なお、電圧が上がらない理由として、LED自体が「ダイオード」であるためだと推測します。

LEDは流す電流により明るさが変化するので、電圧で制御するダイオードと考えられます。


以上で、今回のまとめは、これにて終了したいと思います。

読んで下さった方、お疲れ様でした。。



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